圧縮空気システム用圧力センサー

圧縮空気システムの最新のフィルターには、フィルターに直接アナログ差圧計が装備されています。これはフィルター上の圧力降下を示します。一般的にフィルターには色付きのゲージが装備されており、差圧が有効範囲にあるかどうかを示します。問題は、このアナログ・ゲージはオペレーターが定期的にチェックしなければならず、そうでなければ圧力降下の上昇を知らせることができないということです。

もう一つの欠点は、フィルターがどんどん使用されると、時間の経過とともに圧力降下が大きくなることです。この現象はフィルターが破損するまで起こり、突然アナログゲージは最小の圧力低下を示すようになります。これはフィルターが良好な状態にあることを示していますが、実際には全く機能していません。フィルターの前後でデータロガーやモニタリング・ソリューションに接続された圧力測定だけが、圧力降下が大きくなったときの自動アラームに頼ることができます。

同時に、フィルターが破損した場合、差圧の上昇と突然の下降を測定曲線で確認することができます。

決められた圧力範囲に保つことは、信頼性が高く安全な圧縮空気プロセスの鍵です。圧縮空気消費装置は、圧力が仕様範囲内でなければ作動しません。多くの場合、圧力が必要な範囲にないと、機械は故障したり、故障率が高くなったりします。

常時圧力を監視し、アラームを表示することで、圧縮空気オペレーターは、機械が作動を停止したり、生産が中断したりすることがないようにすることができます。

SUTO圧縮空気圧力センサーは、アナログ4…20 mA出力でご利用いただけます。圧力センサーは2線式センサーで、ループ電源式です。アナログ圧力センサーは一般的なタイプで、長年使用されており、取り付けも簡単です。

それに加えて、SUTOはデジタルModbus/RTU信号出力を持つ最先端のセンサを提供しています。Modbus圧力センサーは、複数のセンサーをデイジーチェーン設置で簡単に接続でき、接続された全ての圧力センサーからデータを得るために必要なケーブルが1本で済むという利点をユーザーにもたらします。これは設置の手間を省き、コストを削減します。

SUTO圧力センサーは1/4 “ネジ接続を装備しています。このセンサーはステンレス鋼製でコンパクトであり、長期間安定した信頼性の高い圧力測定を提供します。スポット測定のために、圧力センサーは標準クイックカップリングも用意しており、圧力下でセンサーを簡単に接続することができます。

SUTOの圧力センサーは圧縮空気専用ではありません。O2、CO2、天然ガス、アルゴンなど、様々なガスに使用することができます。しかし、圧力センサーは気体用だけではなく、液体も測定可能です。

主に圧縮空気に使用される0～16bar（1.6MPa）の標準レンジに加え、SUTOは、真空用途の絶対圧センサや、様々な用途に使用される高圧センサも提供しています。

特別なレンジが必要な場合、または圧力センサーを別の用途に使用したい場合は、当社のセールスエンジニアにご連絡ください。